5G対応エリアが着実に拡大してきている今日この頃です。
友人に、おすすめのポケットWi-Fiを聞かれました。
その友人は、某大手メーカーの営業職。市内の店舗を始め、遠方の支店にも棚作りのため、頻繁に出張しています。仕事をする場所は店舗の裏や移動中が多いとのこと。
この記事では、そんな忙しい営業職の人におすすめしたいポケットWi-Fiについて、紹介します。
ちなみに…
もし、あなたが法人でテレワークで使うネットをお探しであれば次の記事をぜひご覧ください。
300GBが破格です。
ポケットWi-Fiとは
ポケットWi-Fiとは何でしょう?
簡単に言うと、モバイルWi-Fiルーターのことです。
持ち運びができるサイズのWi-Fiルーターのことを、通称でポケットWi-Fiと呼びます。
もともとは、ポケットWi-Fiは、ワイモバイルの「Pocket WiFi」のことを指す名称でしたが、現在ドコモやWiMAX、ソフトバンクなど他社の扱うモバイルWi-Fiルーターのことも「ポケットWi-Fi」と呼ぶのが一般的です。
5G対応ポケットWi-Fiとは
では、5G対応のポケットWi-Fiは、従来のWiMAXや4G LTE回線を利用するポケットWiFiとどう違うのでしょうか。
一番の違いは、通信速度です。通信速度が桁違いに速いので、5G対応のポケットWi-Fiでは、高速かつ大容量通信が利用可能です。
一方で、現段階では、5G対応エリアが狭いという現実があります。
にも関わらず、5G対応となると、料金が値上がりするのが実情です。
おすすめのポケットWi-Fi WiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fi
5Gに対応しているポケットWi-Fiは現在、以下があります。
出典:Broad WiMAX
WiMAX | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
KDDI(au) | Speed Wi-Fi 5G X01 |
ドコモ | Wi-Fi STATION SH-52A |
ソフトバンク | Pocket WiFi 5G A004ZT |
この記事では、WiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiをおすすめします。
WiMAX+5Gについてもっと詳しく取り上げた記事がありますので、そちらもよければどうぞご覧ください。
理由1 値段の安さ
一番のGalaxy 5G Mobile Wi-Fiをお薦めする理由はその安さです。
月額料金は、ドコモやソフトバンクよりも安く、5G対応ポケットWi-Fiルーターは無料となります。
WiMAXの5G対応ポケットWiFiルーターであるGalaxy 5G mobile Wi-Fiの利用には、5G対応料金プランであるWiMAX+5G・ギガ放題プラスの契約が必要です。
月額料金は、BroadWiMAXの5G対応 ギガ放題プラスプランの場合、0~24か月までが 4,330円(税込 4,763円)25か月目以降が 4,830円(税込5,313円)となります。
また、0~24か月目までははじめる割が適応されるので、通常料金よりさらに550円(税込)割引されます。
一方で、ドコモの5G対応ポケットWiFiルーターの場合は、5Gギガホプレミアの契約が必要となり、月額7,315円かかります。
ソフトバンクの5G対応ポケットWiFiルーターの場合は、データ通信専用50GBプランの契約が必要で、月額5,280円が発生します。
5G対応ポケットWi-Fiサービス | 5G対応プランの月額料金 | 端末購入費用 |
WiMAX(Broad WiMAX) | 0~24か月まで4,330円25か月目以降 4,830円 | 0円 |
ドコモ | 6,650円 | 68,904円 |
ソフトバンク | 5,280円 | 69,840円 |
やはり、WiMAXのGalaxy 5G mobile Wi-Fiの利用のほうが月額料金も安く済みます。
さらに、WiMAXの場合、端末購入費用は無料となります。
ドコモやソフトバンクの場合は、端末購入代として、ドコモのWi-Fi STATION SH-52Aは68,904円、ソフトバンクのPocket WiFi 5G A004ZTは69,840円かかります。
このように、WiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを選べば、ドコモやソフトバンクよりもかなりお得な価格で、5G対応のポケットWi-Fiが利用できます。
理由2 バッテリの持ち時間
WiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiをお薦めする二つ目の理由は、そのバッテリの持ち時間です。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのその長い連続待受時間が特徴です。
5,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、初期設定時の連続稼働時間は約790時間です。
ドコモのWi-Fi STATION SH-52Aは、容量が4,000mAhで連続稼働時間は約200時間。
ソフトバンクのPocket WiFi 5G A004ZTは、容量が4,100mAhで連続稼働時間が4GLTE接続時に約580時間ですから、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは両者よりもはるかに大容量で、連続稼働時間が長いといえます。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは、外出先で仕事をするときも、安心して使えるのが良いところです。
5G対応ポケットWi-Fi | バッテリー容量 | 連続待受時間 |
WiMAX(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi) | 5,000mAh | 約790時間 |
KDDI(Speed Wi-Fi 5G X01) | 4,000mAh | 約240時間 |
ドコモ(Wi-Fi STATION SH-52A) | 4,000mAh | 約200時間 |
ソフトバンク(Pocket WiFi 5G A004ZT) | 4,100mAh | 約580時間 |
WiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiのデメリット
通信速度が遅い
実はこれがWiMAXのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiが他よりも弱いところです。
意外かもしれませんが、これは他の5G機種と比べると、ということです。
5G通信時の最大速度の比較すると、auのSpeed Wi-Fi 5G X01は、下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbps、ドコモのWi-Fi STATION SH-52Aは受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbpsに対して、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは、下り最大2.2Gbps/上り最大183Mbpsです。
Youtubeの標準画質 360pなら問題なく、標準画質 480、高画質 720pだと厳しいかもしれません。
5G対応ポケットWiFi | 利用できる通信回線 | 5G通信時の最大速度 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(WiMAX) | au 5G/au 4G LTE/WiMAX 2+ | 下り最大2.2Gbps/上り最大183Mbps |
Speed Wi-Fi 5G X01(au) | au 4G LTE/WiMAX 2+ | 下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbps |
Wi-Fi STATION SH-52A(ドコモ) | ドコモ5G/ドコモ4G LTE | 受信時最大4.1Gbps/送信時最大480Mbps |
Pocket WiFi 5G A004ZT(ソフトバンク) | ソフトバンク5G/ソフトバンク4G LTE | 下り最大3.0Gbps/上り最大298Mbps |
まとめ:5G対応のポケットWi-Fiのおすすめ
WiMAXのGalaxy 5G mobile Wi-Fiの安さはやはりかなりの魅力です。
現在発売中の5G対応モバイルWi-Fiルーターの、
- WiMAXのGalaxy 5G mobile Wi-Fi
- KDDI(au)のSpeed Wi-Fi 5G X01
- ドコモのWi-Fi STATION SH-52A
- ソフトバンクのPocket WiFi 5G A004ZT
を比較しても、ポケットWi-Fiルーター代がかからない上に、月額料金も安いので、これから5G対応のポケットWi-Fiを導入しようと検討している人には、WiMAXのGalaxy 5G mobile Wi-Fiをおすすめします。
注意しなければならないのは、現状、5Gの電波を受信できない場所がまだ大多数という点です。
5Gの電波を受信できない場合、自動的に4G LTE回線を利用するので、場合によっては高い月額料金やポケットWi-Fiルーター代が無駄になってしまいます。
そういった状況も把握した上で、現段階では、ポケットWi-Fiの利用料金にお金をかけ過ぎないことが大切です。
しかし自宅で使うことが多いのであれば…
これから5Gが普及してくることを考えますと、
- 今から自宅のネットを契約する方
- 自宅に光回線工事を行えなかった方
は2021年8月登場の
ドコモホームルーター「home 5G」
を検討することもおすすめいたします。